人間の遺伝子に関しても研究が進んでいますから、それによって新しい抗がん剤の開発も期待されています。しかし、現在のところでは、まだ、延命効果に対する客観的、もしくは科学的根拠に乏しいという理由のため、一般に広く行われるまでには至っていないという状況です。そして、感受性の高い抗癌剤を使用することで、抗癌剤の効果を期待するという方法です。手術以外のがん治療方法としてはこれが、もっともポピュラーかもしれませんね。
がん治療における化学療法というと、今のところ、この抗がん剤治療のことを言います。もちろん、効果を高めるための研究は日々行われています。たとえば、抗癌剤感受性試験というものがあります。しかし、髪の毛がごっそり抜けおちたり、治療のたびに吐き気などで気分がすぐれないなど、人によっては大きな副作用が伴うことも事実です。
Our partnersがん細胞を切除したものを用いて、さまざまな抗癌剤に対する感受性などを調べます。それでも約半分の効果が出るのですから、やらないよりはやった方が良いと考える医師や患者さんも多いのです。いつの事になるかは、まったく未定ではありますが、将来的には、がんも抗がん剤治療などによって完治させることが可能になるのかもしれませんね。
がんの治療法の中でも、とてもよく耳にする治療法が、今回お話する抗がん剤治療ではないでしょうか。それでいて、効果のほどは100パーセントにはほど遠く、まだ、40?50パーセントといったところでしょうか。次回は抗がん剤について、もう少々詳しいお話をしたいと思います。
「養子免疫療法」という治療法もあります。つまり、がん細胞を異物とみなして、攻撃してしまおうという治療法なのです。理論的にはとても理にかなった素晴らしいがん治療法であるのですが、現実問題として、この作用だけでがん細胞を消滅させるのは非常に難しいのです。こちらは、がん細胞に反応して生産される抗体を利用することによって、がん細胞を死滅させるという治療法なのですが、こちらもまた副作用などの問題で普及していないのが現状です。
残念ながら、充分な治療効果は得られていないという報告がなされています。その作用を利用するわけです。こちらは、がん患者の血液から免疫細胞を抽出して、先ほどお話いたしましたサイトカインとともに培養することで、活性化キラー細胞を誘導出来るのですが、これを再度、がん患者の身体に戻して、がんに対する免疫反応を期待するという治療法です。このサイトカインを投与することで腫瘍に対する免疫の強化を期待するというものです。
Our partners「免疫」という言葉は、インフルエンザの流行などによって近頃とても耳にするようになった言葉ですから、ご存じかと思います。身体に入ってきた異物を攻撃し、排除しようという作用のことですね。聴いたことがあるかと思いますが、「インターフェロン」がこれにあたります。たとえば「サイトカイン療法」という治療法がありますが、「サイトカイン」というのは免疫応答を増強する働きを持つ物質の事を言います。
本日は、最新のがん治療の中でも、免疫療法という治療法についてお話しようと思います。もちろん、この分野も研究は日々行われていますから、だんだん進歩はしてゆくでしょう。また、「モノクローナル抗体」という抗体を用いた免疫療法があります。
本日は、ワクチン療法についてのお話です。少しお年を召したかたであれば、以前、がんの治療薬として脚光を浴びました「丸山ワクチン」というワクチンをご存じですね。丸山ワクチンの丸山とは、この開発者が丸山千里というかたであったので、その姓を取ったというわけです。がんの治療法のお話が続いています。
丸山ワクチンとは、人型結核菌青山B株の熱水抽出物を精製したものを言います。病院でのがん治療においては、認可を受けているワクチンが使用されます。何故、一時的にしろ脚光を浴びたのか、今となってはよくわからないですが、当時としては新しい発見であったのかもしれませんね。ただし、放射線療法による白血球減少抑制剤として、丸山ワクチンも認可を受けていることを追記しておきましょう。
認可を受けるということは、がんに対して効果があるということを認められ、さらに副作用も許容範囲であると確認された薬剤であるということなのですが、丸山ワクチンにはその認可がないのです。さて、最新のワクチン療法で、只今研究中であるのが樹状細胞を用いたワクチン療法です。ですから、丸山ワクチンは誰でも簡単に治療に使用できるワクチンではないわけです。現在でも丸山ワクチンを使用したがん治療を望むかたはけっこういらっしゃいます。
がん抗原を提示させた樹状細胞を注入することにより、リンパ球を活性化して、がんに特異的な免疫反応を起こさせるという治療法です。これだけでは、難しくて何のことだかわからないと思いますが、そもそも当初は、皮膚結核ですとか、ハンセン氏病の治療薬として開発されたものであったのです。しかしながら、この丸山ワクチンは、抗がん剤として厚生省の認可を受けていません。
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がんという病におきましても、やはり内視鏡を使ったがん治療が人気のようです。そのへんは、担当の医師とよく相談したうえで決めなくてはならないことでしょう。そうすると、患者がラクであるのはもちろんのこと、入院期間も短くて済みますから、経済的にみても助かるということになりますね。また、内視鏡を使用したがん治療はどの部位でも出来るというわけではありません。
胃や腸などの消化器官や甲状腺、乳がんなどにおいて行われる治療だということを覚えておいてくださいね。どうしてかと申しますと、内視鏡を使った手術というのは傷口が小さくて済むということもありますし、がんに侵された臓器を大きく切除することもないので、がん患者の負担が軽くすむわけです。しかし、患者が高齢であるとか、他の病気もあって衰弱しているなどの場合、大きな手術を避け、内視鏡によるがん治療のみを望む場合もあるようです。
近年、内視鏡を使った治療が注目を集めていますね。そこを通って、全身に転移する可能性があるということなんですね。ただし、内視鏡を使った手術において、100パーセントの成功が望めるのは、早期発見されて粘膜部分に留まっているがんに限るという条件つきになっています。
粘膜の下層には、リンパ管や血管が通っています。ですから、粘膜下層への深い浸潤がある場合や、転移の疑いが強い場合には、一般的なメスを使用した手術を行うことになるでしょう。粘膜の下層までがんが浸潤している場合には、転移の可能性が出てくるからです。